自由が丘の眼からうろこ
九品仏3:閻魔様

忌中 九品仏の総門をくぐるとすぐ左側に閻魔堂がある。その手前には橋がかかっていて、下を流れるのは三途の川。こちら側が現世で此岸。川を渡ればあの世で彼岸である。そこに焔魔堂があって、中央にはもちろんひときわ大きな閻魔様。左 […]

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九品仏2:白鷺草

四季 世田谷の浄土宗浄真寺は通称九品仏。かつて奥沢城だったものが念仏道場に変わって三百余年の歴史をもつ。参道に入ると両脇に松が並び、寺に近づくにつれて欅、いちょうが混ざって、秋になると松の濃い緑もくすんでくる。般舟場とか […]

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院外茶話
こころの5:一寸の虫にも

昆虫採集 「お昼ご飯を食べてから蝉を取りに行きました」こんな日記をつけたのは、夏休みの宿題だったから。取ってきた蝉は草や小枝と一緒に虫かごに入れると、しばらくは弱々しい鳴き声を上げるが、やがて動かなくなって、気がつけば死 […]

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院外茶話
老いの達人

出・尾道 義父は皮膚科の医師である。長年尾道で開業医をしていたが、80を越えて今年はやめる、来年はやめると言いながら数年が経ち、5月8日、半世紀の間続けた医院を閉じた。最後の診察日には3人の患者が訪れた。 義父が尾道を出 […]

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院外茶話
蕎麦喰い

西のきつね・東のたぬき 関東で「たぬき蕎麦」と言えば、かけ蕎麦に揚げ玉が乗っている。でも、関西では代わりに油揚げがのっている。要するに関西の「たぬき蕎麦」と関東の「きつね蕎麦」は同じもので、油揚げが乗っているのである。ち […]

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自由が丘遺産2靴店

自由が丘の隙間 自由が丘の駅ができたのは昭和4年。それまでは九品仏駅と呼ばれていて、改札口があったのは今より少し渋谷寄り。自由が丘デパートとひかり街の間であるメインの通りは今のすずかけ通りで、当時駅前の一等地にあったのが […]

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院外茶話
続・テオ君の物語

一宿一飯 朝夕の涼しさを感じる頃、いつものようにテオ君と近くの公園を一回りしてくると、かすかな茜色の空がきれい。同じ速さで歩くものだから、リードが引かれることもない。ぶらぶら歩いてふと、足元を見ると2人のはずが3人になっ […]

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院外茶話
緑内障3:失明の不安

緑内障のイメージ 最近はテレビでも度々放映される緑内障。それは。  早期にはなかなかみつからない。40歳以上の人の5%が緑内障。放っておくと失明する。日本では最大の失明原因。早期発見、早期治療が大事。 だいたい […]

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院外茶話
テオ君の物語

出会い 聞いてはいたけど、ある日、突然にゴールデンレトリバー・ラブラドールの小犬がやってきた。何はともあれ、名前を付けなければならない。以前に飼ったネコはこの作業を怠ったために、一生ネコと呼ばれ、亡くなったときには墓にネ […]

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自由が丘遺産1防火用水

火事と喧嘩は江戸の華。江戸の町には火災に備えて水を溜めた桶があちこちにあった。天水桶と言った。この備えが昭和の時代まで続いて、自由が丘にもコンクリート製の水槽がそこかしこ置いてあった。ついでに各家庭の前には、道路の端にコ […]

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院外茶話
たぬき饅頭

限定品の怪 「 季節限定」、「先着十名様限り」 チラシに踊る誘惑の見出しに妻が買ってくるものは、中味がスカスカのカニや一度袖を通したら縫い目のほつれるセーターである。カニの足を切って見れば妻は怒り心頭に発するが、これが反 […]

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院外茶話
こころの4:鶏の恐怖

鶏から鶏肉へ 九十九里で暮らした頃、隣の岡田さんとはよく酒を飲んだ。アウトドア―派の岡田さんは貝や魚を獲って、ついでに浜ぼうふうもとって刺身のつまにした。防風林の中から自生の椎茸も探してきて、ちょっと怖いきの子も平気で食 […]

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院外茶話
居酒屋たぬき

赤ちょうちんは男芸者 いつまでたってもはっきりと覚えている光景があって、暗い畑の中にポツンとぶら下がった居酒屋「たぬき」の赤ちょうちんもその一つ。描こうと思えば、今でも絵に描ける。かれこれ三十年も前のこと、「たぬき」は小 […]

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緑内障2:老化として

眼の老化 足腰や歯に比べて眼の老化はあまり目立たないけど、ザっと見てもこんなものがあります。 1)瞼が下がって眼瞼下垂瞼を上げる筋肉が弱くなり、上瞼の縁が瞳の真ん中あたりまで下がると、上の方の視界が狭く感じます。ひどくな […]

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こころの3:なぜ菜食主義?

菜食主義者はなぜ肉を嫌うのか。 自分の周りには一人もいないが、古くはピタゴラス、レオナルド・ダ・ビンチもベジタリアンであった。新しいところではスティーブ・ジョブスなど。同じ採食主義でも、比較的マイルドなのがベジタリアン。 […]

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院外茶話
こころの2:地球と生命

血の池地獄、かまど地獄と聞くと恐ろしい気がするけれど、実は別府で巡る温泉の名称で、こんな地獄なら行ってみたいと思う。仏教で言うところの地獄とはもっと恐ろしいところで、それは八段の階層に分かれているのである。相撲でいえば横 […]

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九品仏1:極楽の偏差値

九品仏の名称は浄土宗浄真寺という。九躰の阿弥陀如来像が安置されるのが特徴で、この辺りでは九品仏と呼ばれるようになった。 寺の正面には般舟場とあって、ここは本来質素な念仏道場であった。仁王門をくぐると正面には二本の大イチョ […]

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院外茶話
こころの1:浮世根問

宇宙の果ては? 浮世根問は五代目、柳家小さんが得意とした演目で、江戸の昔から語り継がれる古典。八五郎が物知りの大家を相手に、根ほり葉ほり尋ねね事をして困らせるという筋書きである。最初は「がんもどきの裏表」に始まって、少し […]

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緑内障1:自覚症状

緑内障の自覚症状は? 緑内障の自覚症状は視野が欠けてくるものですが、真ん中付近から見にくくなることもあるし、まわりから欠けることもあって一概には説明ができません。ただし、初期から中期にかけて自覚症状はほとんどないので、自 […]

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院外茶話
京都に行こうかな?

江戸っ子 「こちとら江戸っ子でえ。殴るんならおれを殴れ」  こんな余計な仲裁をする江戸っ子とは何者か。 江戸で生まれて、江戸で育った町人のことを江戸っ子と言う。ただし、同じ江戸でも日本橋、神田、浅草、深川あたりに限る。神 […]

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